設立趣旨

 木祖村の人口は昭和40年の5,011人をピークに年々減少し、昭和60年からは水資源開発公団(現(独)水資源機構)による“味噌川ダム”の建設工事により一時的に増加したものの、経済の発展とともに若者の都市への流出が進み、平成14年4月には過疎地域に追加指定され、現時点(平成21年8月1日)の人口は3,323人となり、最盛期の2/3となっている。
 また、今後の人口推移をみても増加の要素は殆どなく少子化高齢化が急速に進み、経済活動も最近の不況もあいまって沈滞状況にある。

 このような状況下で、村に社会的・経済的に大きな影響をもたらした“味噌川ダム”が平成8年に完成し、これを機に、住民参加により、平成14年に『味噌川ダム水源地域ビジョン(木曽川源流の里ビジョン)』が策定され、4つのプロジェクト(平成21年4月からは3つのプロジェクトへ再編)を設けて山村地域(水源地域)活性化に向け8つの課題を基に山村再生に向けた活動が始まった。
 具体的には、活性化について議論する場(木曽川・水の始発駅フォーラム)の開催、木曽川の河川環境整備、村の資源を活用した体験イベント、村内外への情報発信、新たな商品開発など住民が主体となった取組みなどであり、現在も継続して来ている。
しかし、ボランティア活動を主体としていることと、参画者の高齢化もあり、活動人員が固定化あるいは減少してきているのが現状である。

 一方、社会の環境の変化をみると、リタイアした団塊世代を中心とした余暇活用の動向は、森林保護・自然観察・街道ウォークなど、エコ・学習・参加体験型観光へのニーズが高まってきていることや小学校においては宿泊体験活動が取り入れられるようになって来ている。

 そこで、今後は、これまで活動の成果を活かしてさらに発展させた事業を行なうとともに、主として木祖村の、木曽川源流としての立地条件、街道を中心とした歴史・文化、山村特有の豊かな森林環境・自然資源・観光資源などを活用し、木祖村や各団体が進める木曽川の上下流交流事業の支援、木曽川に関わる河川環境や森林環境の整備、地域の自然資源・観光資源を活用した観光案内・体験イベント、教育的活動、風土の特徴を活かした食に関する商品開発・販売などの事業を行なうとともに、地域住民が主体となって活動している不特定多数の個人・団体との情報交換・連携を密にして助言・支援を行ない、住民参加型の新たな山村地域ビジネスを開発・展開して、地域の活性化を図り、魅力ある地域の創造と地域の利益の増進に寄与することを目的とした組織づくりをすることが望まれてきている。

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木曽川源流